内科外来

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MEDICAL TREATMENT

診療内容

INTERNAL MEDICINE

内科

生活習慣病、検診異常、感染症などの内科一般の診療を行っています。

生活習慣病は慢性腎臓病や脳卒中・心筋梗塞の原因となります。

将来的に腎臓病、心血管疾患を発症しないように初期の段階から治療することが非常に大切です。

メタボリック
シンドローム

メタボリックシンドロームとは、
内臓脂肪型肥満(内臓に脂肪が蓄積するタイプの肥満)に加え、
高血糖、高血圧、脂質異常が複数認められる状態をいいます。

メタボリックシンドロームの
診断基準

ウエスト周囲径

  • 男性85cm以上
  • 女性90cm以上

※内臓脂肪面積100㎠以上相当

次の項目のうち
2つ以上当てはまる場合

高脂血

高トリグリセライド
血症

トリグリセライド
(中性脂肪)

150mg/dl以上

かつ/または

低HDL
コレステロール血症

HDLコレステロール

40mg/dl未満

高血圧

収縮期血圧

130mmHg以上

かつ/または

拡張期血圧

85mmHg以上

高血糖

空腹時高血糖

110mg/dl以上

メタボリックドミノ

糖尿病

糖尿病は血液に含まれる糖分(血糖)が多くなる病気で、
その状態が続くと血管に障害が出やすくなります。

初期の段階ではほとんど無症状のため、
血液検査をして初めて糖尿病と診断されることが多いです。

原因は膵臓から血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が低下していたり、
インスリンが分泌されていてもその効果が出にくくなっていること。

原因は、遺伝、肥満、運動不足、膵臓自体の病気などがあり、
糖尿病が進行するとさまざまな合併症(網膜症、腎症、神経障害、心血管病)を
引き起こしてしまいます。
糖尿病の治療は主に以下のものがあります。

糖尿病の治療

01食事療法

食事療法により、摂取エネルギー量が適正に保たれ体重をコントロールすると、インスリンの分泌能力や効きが改善します。食事で気をつける点は次の事項です。

  • 適正な体重コントロールのために
    エネルギーの過剰摂取にならないようにする
  • バランスのよい栄養素の摂取
  • 高血圧予防のため減塩する

食後血糖値を上昇させないためには、食物繊維に富んだ野菜を先に食べ、次におかず、最後にご飯などの炭水化物をゆっくりよく噛んで食べるなど工夫が必要です。また、朝食の欠食、遅い時間の夕食、就寝前の間食、その他の不規則な食事摂取時間などにも注意が必要です。

02運動療法

食後に運動をすると筋肉でブドウ糖や脂肪の利用が増加するため、血糖値上昇が改善されます。また、運動を続けることによってインスリンの効きが高まり血糖値のコントロールがよくなります。さらに、中性脂肪が低下し、HDL(善玉)コレステロールは増加、高血圧の方は血圧が下がるなどの効果もあります。

03薬物治療

近年、糖尿病の治療薬としてさまざまな薬が開発され、患者さんの特徴・病状に合わせた治療が可能となってきています。内服薬では、インスリンの分泌を促す薬、インスリンの効きをよくする薬、腸でのブドウ糖の吸収を抑え食後の血糖上昇を抑える薬、腎臓でのブドウ糖の吸収を抑えて尿から糖を出す薬などがあります。注射薬では、インスリン製剤と、食後のインスリン分泌を増やす働きのあるGLP-1受容体作動薬があります。

高血圧

高血圧とは血圧が基準値よりも高くなった状態をいい、
その9割は原因が明らかでない本態性高血圧です。

遺伝的体質、食塩摂取過剰、肥満、アルコールの多飲、
ストレスなどの生活環境の因子が重なって起こると考えられています。

高血圧の基準値は、診察室血圧が140/90mmHgで、家庭血圧が135/85mmHgです。

まずは塩分制限(1日6g未満)を基本に、
リスクの度合いによって薬物治療を行います。
降圧目標は下記のようになります。

降圧目標

75歳未満の
成人
130/80mmHg未満
糖尿病患者 130/80mmHg未満
CKD患者
(蛋白尿陽性)
130/80mmHg未満
75歳以上の
高齢者
140/90mmHg未満

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の悪玉(LDL)コレステロールや
中性脂肪(トリグリセライド)が過剰な状態
または善玉(HDL)コレステロールが少ない状態をいいます。

なかでも動脈硬化と関連が深いのはLDLコレステロールです。

LDLコレステロールが必要以上に存在すると、
血管にコレステロールが蓄積され動脈硬化を起こし、
放置しておくと心臓や脳の血管が狭くなったり詰まったりします(心筋梗塞、脳梗塞)。

動脈硬化のプロセス

高尿酸血症

高尿酸血症は血液中に尿酸が多くなった状態をいいます。
尿酸の結晶が関節にたまると激しい痛みを伴う痛風発作を起こしたり、
尿管で詰まると尿路結石を起こしたりします。

また、高尿酸血症があると動脈硬化や慢性腎臓病が
進行しやすくなるといわれています。

治療は薬物治療が中心となりますが、
水分を十分とる(尿と一緒に尿酸を排泄する)、アルコール類を控える、
尿酸のもととなるプリン体を多く含む食物を摂りすぎないようにするなど、
食生活にも注意が必要です。

高尿酸血症について

尿酸が血液中に
徐々に溜まっていく

[ 無症候性高尿酸血症 ]
多くの場合は
数年間(5〜10年)
自覚症状がありません。

これを放っておくと…

尿酸結晶化

痛風

尿酸が結晶化したものが関節や腎臓などに沈着し炎症を起こし激痛がおきます。

酸性化

尿路結石

尿酸の結晶化で尿路結石ができやすくなります。

尿細管への沈着

腎機能障害

進行すると腎不全になることがあります。

動脈を傷つける

動脈硬化

高尿酸血症が動脈硬化を引き起こします。